上場を目指す起業家

先日最近起業した知人にあってきました。
その友人が「3年以内に絶対起業する」と話していました。

なにやら、世の中にないいいサービスを提供すると言うので話を聞きに行って来ました。結論非常に残念でしたが、、

理由は
・熱い夢を語ってくれると思ったらそうでもなかった
・意外と現実的だった
・晩飯おごれぐらいの感じだった−オレは今カネないんだよ…みたいな
・サービスの話はそれほどなかったが3年以内で上場の話を聞かされた

ある意味現実的で、、、(それは悪いことではないのですが、、)
日銭稼ぎで、営業の代理店を探しているとか、当面は薄利多売とかやや拍子抜けしてしまった訳ですが。。


「上場」言葉が一番ずしんと来ました。


そもそも、、上場を目標にする企業家ってどうでしょうか。個人的にはあまり好きではありません。


理由ってなんですか?


・名誉
・カネ
・もっと大きなビジネスがしてみたい
・夢、役立つサービスを出すために資金を集める


考え方は人それぞれとしても、本来は、もっと大きなビジネスがしてみたい!と思えるのが本来あるべき姿だと思います。


だいたい「これまでにないサービスを出したい」と考えている人が上場なんてそんな考えないですよね。とひねくれた私は思ってしまいました(笑)



現実問題いいサービスをとか、より大きなサービスができる会社にと頑張りながら、上場して、お金がはいってきた瞬間「変わってしまった人」を知っていますが。


「変わった」とは色んな意味でです
・いいサービスどころではなくなった
−利益を出さなくてはいけないから。
−売上を上げなければならなくなった。
−これまで出さなかったような、「好みでない」商品も出すことになった。
−カネがたんまり入ってきて、カネ大好きになった。

(もちろん、投資側の人間のやり方も問題だと思いますよ。考え方が短期的ですし。売上が前年比割れしたら下部落ちるといった超単純な動きをしてます。それで売上が上がったらまた株上がるみたいな…)


話がそれましたが、誤解がないように言うと上場が悪いわけではないと思います。それを期に飛躍的に力を出した会社も多くあるのも事実です。


また、従業員にとっては…
上場することに携われた人の経験は貴重なものだと思います。経理なんてそれだけで今後しばらくはメシ食っていけますね。仮に平社員だとしても。苦しくでも貴重な経験です。


ただ、「上場したい」といった起業家の話が個人的に残念に思ったのでした。